第88話

【詩】デタラメ
20
2018/01/20 13:08
悲しいとき  笑ってみようとしたって  …うまく笑えないね
心の何処か  悲しみを  忘れずにいるから

落ち込んでるとき  前を向こうとしたって  見上げた空
いつもより    遥か遠く見えてしまうから

泣きたいの?
きっとどんな言葉も君のその瞳を晴らすことはできないから
いいよ、泣きたいなら  涙枯れるまで  泣き散らして
そんで

…………一緒に  笑おうか



無理やり笑ったってキモチ変わんないなんて  
うつむいてほしくないから

無理やりでもいい 繕いでもいい    笑ってみよう…?
心の悲しみが連動して    表情さえ嘘つけないなら

無理やりでもいい 繕いでもいい    笑ってみて…?
きっと表情から連動して   
心の悲しみも偽りの笑顔が"ホントウ"にしてくれるよ   そう、願う


悲しくても  笑ってみて      
涙ばかりじゃ霞んでしまって見えなくなるモノもあるからね

涙のない泣き顔で 

笑ってみて   泣いちゃダメじゃない  笑っちゃダメじゃない よくばっていいよ

君の自由でいい
君がしたいように  君の心のままに 君の望んだように



誰の言葉も  君の自由を  奪うことは  しちゃいけないんだ




























嘘もホントも、矛盾も理不尽も、
もうなんにもわかなくなっちゃったよ。

ただ、君がまた笑顔を取り戻してくれるならなんとでも繕った法螺話を作り上げたかっただけなんだ。






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