第102話

【詩】だけど、だから
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2018/02/08 11:58
正直、今はまだ立ちなおそれそうにない

こんな気持ちを抱えたままで

幸せな二人を心から祝えそうにないよ

でも、どんなに羨ましくても二人にあたるのは違うって解ってる

だから、せめてここだけは嘘はつかないでいたい

「ほんとはあなたが好きだったの」ね

「友達なのに、ほんとはあの人にも元彼にも愛されている君が羨ましくてたまらない」の

でもね、悔しいから。みじめだから、絶対”好きだった”何て言わない。

ほんとは嫉妬深い私のことなんて、ほんとはあまえたがりの私のことなんて

誰も見なくていい。誰も知らなくていい。それがいいの。それでいいの。

今はただの強がりだけど、この涙が私を磨くのよ

硬いダイヤモンドのように強くなるわ






だから、今はよそ見しない。やるべきことをやろう

今度こそ、愛されたい人に愛してもらうために。


泣きたいくらい幸せなひだまりを見つけるために。






































あなたに”好き”と………伝えなくてよかった。

この言葉は、今度こそ受け取ってくれる人に取っておくね。




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