第90話

【詩】9/10の空に祈る詩
25
2018/01/22 14:28
ダメみたい  忘れたふりで笑っていようって決めたのに…。


もうずいぶん  強くなれたかな…

もういいよね?   哀しみ振り返ってみたって…

きっと  だいじょうぶ。何ともないようなかおで

―――――――…笑っていられるはずなんだ。

少しだけって開けてみた  思い出を開くたびに

溢れかえっては頬伝ってく それなのに 閉じることはもうできなくて 

わがままな  心はまた君に   ……会いたがってて。




僕を呼んでくれた君   ほら、呼んでほしいよ…

ねぇ  聞こえないよ…   僕が泣いちゃう前に早く

一度でいいんだ、は強がりだよ  何度だって呼んでほしいよ

―――――…お願いだよ   




おかえりって  ほら、言ってよ…

忘れたくなんかないのに  薄れてゆくね…   少しずつ

君の面影  君の口癖  君の声は――…


ああ…   どんな顔で笑っていたっけ―――…?



教えてって   また、泣きつきたいよ…

わからないこと  まだたくさんあるんだ

まだやりかけてたことあるでしょ?

その続きを  しよう…。


どれほど  願っても叶わないのは知ってるんだよ…

どれほど  祈っても届かないのは気付いてるんだよ…

それでも  願わずにいられない、自分勝手わがままな僕だから。

記憶じゃない  記録じゃない  君に会いたいんだ





――――…会いたいんだよ。


















































平気な笑顔(フリ)が   崩れてしまう…

どうしたって止まってくれないよ…  この涙は。




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