前の話
一覧へ
次の話

第1話

1
603
2017/12/07 09:29


高校3年生の冬。


季節はもうクリスマスシーズンで、テレビやデパートも既にクリスマスについて特集されているのをチラホラと見かける。



「あなた一緒に帰ろうやっ。」

「うん!」


こんな私にも彼氏は意外なことに居て、俗に言うリア充。
今年のクリスマスは彼氏と過ごすことになっている。



私の彼氏の名は重岡大毅。
2年生のとき同じクラスになってから話すようになり、意気投合。

そこから段々と恋愛感情が高ぶり、私が告白したら向こうもOKしてくれた、という訳だ。



面白いしいつも笑顔で、一生懸命で。
一緒に居て飽きない。だけど...





大毅「さっき誰と話してた?」 


「ん?あぁ、神ちゃんだよ。」


大毅「何の用があって?」


「辞書貸してあげた」


大毅「ふーん。
あんまり話すなって前も言ったのにな」


そう言って手を少し強めにつねられる。



「っ...痛」


大毅「ああごめんな?」


笑ってるけど目が笑ってないの。

大毅は嫉妬心が強い。
それに良く学校でもほかのクラスなのに良くすれ違うから、どこかで見られているような気がしなくもない。



(赤_危険)





プリ小説オーディオドラマ