何で. そう思いながら最後まで動画を見ていく.
そこには誰も映っていなかった.
そこにパパが帰ってきた.
夕飯を出すタイミングで
パパにぬいぐるみの事を話した.
近所のおばさんの話も.
そしてその共通する特徴にも.
それなのになぜ,動画に映ってないのか.
それが気がきではなかった.
それ以外に考えられることは
この広い家の中に潜んでいること.それしかなかった.
1つ1つ扉を開けて
部屋の中を隅々まで探して行く.
最後の部屋を開ける時
何か嫌な予感がした.
ギギギ (ドアを開ける音
ママはとてもびっくりした.
まして,こんな寒い
1回も開けたことのない部屋の中に
クマのぬいぐるみがポツンと1つだけ置いてあるから.
ママは確信していた.
全ては この'ぬいぐるみ'から始まったと.
パパには迷惑をかけてしまってるから
早く解決しないと.
絶対おかしいわ
やっぱりあのぬいぐるみのせいなんだろう.
お祓いしさんに連絡を入れないと__
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。