第2話

ONE NIGHT
210
2017/12/20 11:54
「いらっしゃいませ。」
「RENくーん♡待っててくれたぁ?会いたかったー♡」

ほら、きたきた。
「美咲さん、お久しぶりですね!おまちしていましたよ(*^^*)」

俺は歌舞伎町の店『Ring』でNo.1ホストの新堂蓮。源氏名は、REN。
こーやって、毎日女の相手するのもいーかもって、思いはじめたのは18で店長が俺を拾ってくれたから。
毎日稼げるし。女は寄ってくるし。



「久しぶりだし、今日は飲むぞー!笑」
さ、今日も、稼ぎますか!!



午前1:00

「俺、今日もう上がるよー。」
「うぃーす。蓮さん、今日も遊びに行くんですかー?w」
「おう。今日は『Noa』行ってくるわ。」
「え、まだ行ったことなかったんでしたっけ?」
「うん。実はね笑こんだけ遊んでて、『Noa』行ったことないのはやばいかwww」
「笑笑。あそこのNo.1やばいっすから!」
「まじかwじゃ、ちょっくら言ってくるわ笑」




今日の稼ぎ500万だけど、全部使うかもなʬʬʬ
『Noa』は高ぇからな。


まずは、No.1の顔を拝みますか。



「いらっしゃいませ。まぁ!RENさんでいらっしゃいますね!お噂はかねがね(*^^*)」



「あぁ。ありがとう^^*」
「ご案内致しますね!こちらにどうぞ。」

その女に着いていくと、個室のVIPルームに案内された。

「いーの?おれ、初来店だけど、」
「とんでもありません!大事なお客様です!本日はご指名なさいますか?」

そーだった。てか、No.1てなんてゆー女なんだろ?
「あぁ。No.1でお願いしたいんだけど。どんな人?」
「かしこまりました。No.1はこちらのARIAになります!」

ふーん。レベル高ぇな。まぁ、写真じゃわかんねー事もあるしな。

「とりあえず、よろしく。」
「はい(*^^*)」
コツコツ
コンコンッ
「失礼します。RENさん、お待たせ致しました。ARIAです。」
「よろしく、ARIAちゃん。座って?」

やば💦本物すげーよ、なんだろ。んー、色気?そそられる。

「はい。ありがとうございます!何飲まれますか?」
「あー、じゃ、ロックで。」
「はい。」

このお酒をつくる手も綺麗で。
ただグラスのお酒をかき混ぜるだけの行為が目を引いて。
彼女のその瞳からも目を逸らせなくなった。

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