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第1話

はじまり
1,071
2018/01/27 12:37
私はとある城の姫―
「成亮!」
『何でしょうか?愛梨お嬢様』
この人は私の執事の成亮
「お腹空いたからなんか作って」
『愛梨お嬢様、最近食べすぎではないでしょうか』
「うるさいっ!姫に口答えするなんていい度胸ね」
『このままお太りになられてもよいのですか?』
「チッ…」
成亮は頭が良くて、1言うと10かえってくるそんな人
『それと、慶一郎様がお嬢様をお呼びになっておられました』
「分かった。すぐ行く」
私のお父さんは小山グループの3代目で、たくさんの事業を抱えている。
「お父さん話っ…」
『愛梨〜💕』
「ちょっと、くっつかないでよ!」
『なんでそんなこと言うのぉ?』
「それより、話ってなに?」
『愛梨もうすぐ20歳だから、お母さんがお見合いしなさいって』
「なにそれ…」
『お父さんも嫌だけど!お母さんがぁ...』
「相手は?」
そう言うと、お父さんがお見合い写真を見せてきて
『手越グループの長男、手越祐也くんだって』
「…」
『1度会って話すだけしてみよ?』
「…分かった」
なんで結婚なんか…会ってすぐ断ろう。そう決めた
『お嬢様』
「…成亮」
『お見合い、お受けになさるのですか?』
「会うだけね。だけ『…ご無理なさらずに』
話している時、成亮が背後から抱き寄せてきた
「っ成亮なにやって!」
…自分の顔が赤くなってるの分かる
『充電でございます』
「は…//」
『またなにかお申し付けがあればお呼び下さい』
そう言って颯爽と執事室へ戻ってしまった

充電って─

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