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第1話

私と彼
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2017/12/08 15:39
「好きですっ!付き合ってください。」
私は勇気を出して告白した。

彼との出会いは約2年前……
私がいた吹奏楽部に入ってきた。そして、同じパートになった。
入ってきた時、彼は全然笑わなくて、私は
「合わないな」と思った。
でも、彼を笑わせたいと思った。
私は彼を笑わせる努力をした。毎日笑顔で話しかけ、1日の面白い話をたくさんした。
すると、笑ってくれた。
私はこの笑顔に惚れたのだ。
そして約2年が過ぎ…
私と彼は部活内でも有名なほど仲良くなった。いつも一緒にいて、いつも話して、いつも笑うようになった。

そんなある日、部活友達と恋バナをした。
「あんた、〇〇のこと好きでしょ」
と言われた……
図星だ。でも、後輩のことが好きなんて先輩としていけないと思った。だから「違う」と言った。
振り返ると彼がいた。やらかしたと思った。
笑って立ち去る彼を追いかけた。そして、今に至る。
告白して、彼の返事は「ごめんなさい」

私は笑った。ただ、ひたすらに笑った。
笑うだけが取り柄だから。


それから4ヵ月後……
私は高校生になった。
でも、彼を忘れることはできずにいた。
「プルルル プルルル」
携帯がなった。友達からだった。
内容は彼のことだった。
友達によれば、彼は私の高校受験を邪魔したくなかったそうだ。そして、年下だということをとても気にしていたらしい。
最後に、彼と私は両思いだった。

もちろん、私は彼に会いに行った。
そしてもう一度告白した。次は彼の受験だから私も邪魔したくなかった。だから私は、
「あなたが好きです。ずっと待ってます。」
と言った。彼は「僕も好きです。」と言った。

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