神山side
スタッフ「えーっとですね。まず最初に濱田さんと中間さんで...」
濱田「はい。」
今は、雑誌の打ち合わせ。
濱ちゃんと流星とのんちゃんもおるよ。
(ガチャ)
ん?誰や。
マネ「ねえ!あなたちゃんが過呼吸!!」
え?あなた?
濱田「どういうこと?」
マネ「血見ちゃったって。」
小瀧「わかった。今行く」
藤井「今まだ落ち着いてへんの?」
マネ「いや、俺んとこにも今来たんよ。連絡」
後で聞いた話によると、マネージャーに伝えてくれたのは照史くん。
打ち合わせの邪魔にならんように俺らに連絡しなかったんに、過保護なうちのマネージャーは走って伝えに来てくれたらしい。笑
急いで楽屋に戻ると、パニックになってるあなたと、そのあなたを一生懸命落ち着かせてる照史、淳太、しげがいた。
濱田「あなたっ!」
重岡「濱ちゃん!」
桐山「あれ?なんで?」
神山「マネージャーさんですよ苦笑」
桐山「ああ、あいつ...笑」
小瀧「あなた?大丈夫やで?」
中間「のんちゃん...」
小瀧「ええよ、淳太。代わるわ」
中間「おう、よろしく。」
血の苦手なあなたは、見ちゃうとパニックになってまうねん。
そのときはいつも望が落ち着かせてくれる。
同じように血の苦手なのんちゃんにしか分からんようなことってあるんかなー。
ちょっとすると、
小瀧「寝たで」
あなたは、疲れたのか、安心したのか、のんちゃんの腕の中で眠っていた。
ほっぺにいっぱい涙の跡つけて。
ごめんな、怖かったよな。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。