神山side



あなたが眠ってから一週間がたった




結局あの後警察来て、女の人たちは捕まった。


濱ちゃん、怖かったでー？

あんま怒らせんどこって思ったもん苦笑


俺の腕の中で深い眠りについてしまったあなたは、まだ目が覚めていない。


さっきお医者さんから言われたんだ
“今日が山場です“
って。

お医者さんによると、傷もそんなに深くはなかったし、治ってきているから、あとはあなた次第らしい。


ねぇあなた。

この世界には、まだ子どものあなたには知らない、楽しいことがいっぱいあるんだよ。



だからさ、戻ってきてよ......。

おねがい。

俺らには、お前がいないとダメなんだよ。




中間｢あなた？｣

濱田｢あなたー？｣

桐山｢あなた！｣

重岡｢あなたっ！｣

小瀧｢あなた！ねぇ、あなたってば！｣

藤井｢あなた.....｣


神山｢あなたっ！！！(泣)
なぁ！起きて！｣



｢.........ん、んんっ｣



小瀧｢あなた？あなた！！｣

桐山｢淳太くん！お医者さんに！｣

中間｢おぅ！｣



あなたが、目を覚ました。

夢を見ていたんやと。


それから退院するまでいっぱい話をした。

みんなで。


もう、あなたを不安にさせないために

あの女の人たちが言ってたことは、嘘なんだってわかってもらうために。

普段は言わない、ホントの話をした。



みんな泣いてたね。

そのくらい、あなたが大切なんだよ？

わかってくれた？


だからさ、もう俺たちから離れないで。

俺たちも離さないから。

ずっと一緒にいよう。