篠宮side
IN楽屋
「トイレ行ってくるなー!」
濱田「付いてく!」
藤井「目の前やで?笑」
桐山「いつも来とる楽屋やんけ
さすがに大丈夫やろ笑」
「おん!行ける行ける笑
いってきま~」
JW『はーい/いってら~』
心配性のオトンを振り払って(笑)トイレに行き、出てくると。
「え!?楽屋、目の前やったやんな……?」
見たことのない廊下に出てきた
歩いても歩いても見慣れた景色にならへんかった。
「オトン……?オカン……?どこおんねん(涙)
淳にい……あっくん……もう唇とか豚さんとか言わへんから助けてや
りゅーくん、だいちゃん、のんちゃん……
ほんまに早よ来てや……(泣)」
あーあ、泣くつもりやなかったんに…………
この歳になってまで迷子になってしまったことへの恥ずかしさとか、あっくんとかだいちゃんに馬鹿にされるとか、気にならんくらい恐怖心でいっぱいになっとると
?「どーした。」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。