神山side
(IN楽屋)
そんな会話をしてから3日。
しげの計画通りに進むのなら、今日にはあなたの喉は治ってたはずやねんけど...
「ゴホッゴホッ...」
小瀧「治らへんなぁ。」
濱田「病院連れてったがええんちゃう?」
神山「でもなぁ、風邪ひいてるんやないっぽいしー……」
結局熱出らんかったんよねー。
中間「んー、でも心配やしなぁ。」
神山「じゃあ、この撮影終わったら連れてこかな。」
桐山「それがいいと思うわー」
藤井「車出そか?」
神山「ほんま?じゃ、お願いするわ。」
・
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スタッフ「はいカットー!
以上で今日の撮影終わりです!お疲れ様でしたー!」
JW『ありがとうこざいましたー!』
(バタッ)
ん?なんの音?
小瀧「あなた!!」
スタッフ「あなたちゃん!!」
え?あなた?
桐山「あなたが倒れた!神ちゃん!」
小瀧「あなた?あなた?あなた?」
濱田「とりあえず、落ち着け、望。」
小瀧「でも!あなたが!」
スタッフさん、メンバーがいっぱいおる人だかりの中に行くと、パニックで過呼吸起こしとるのんちゃんが。
そして、顔が紫色になって胸を抑えて倒れとるあなたがいた。
神山「あなた?ねぇあなた?」
なんで?え?さっきまで楽しかったやん、撮影。どうしたん?
ドッキリ?なら早よ出て来てよ。カメラさんとかさぁ。隠れとんのやろ?
あなた?
桐山「もんち!...
あかん、パニックなっとるわ...」
パニック?俺が?冷静やで?
重岡「神ちゃん!落ち着けって!おい!」
落ち着いてんで?のんちゃんちゃう?パニックなっとるの
藤井「救急車きた!!」
中間「こっちです!」
救急隊員「どなたか、付き添いの方を...」
藤井「神ちゃんかな...?」
重岡「あかん。パニクっとんねん」
中間「俺が乗ります。
流星、車運転して付いて来ぃ」
藤井「わかった。」
あなた?あれ?あなたは?
重岡「神ちゃん?あなた、救急車で運ばれたからなぁ〜
車で付いてくで〜。早よ行ったろな?」
あなた...
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!