篠宮あなた→2歳
【お着替えㅤㅤㅤㅤㅤ神山side】
神山「あなたーお着替えすんで」
「はーい」
「ニニーちゃんがいいー(泣)(泣)」
俺が選んだ服を渡すと、お気に入りのミニーの服がいいと泣きじゃくる、あなた。
神山「ミニーちゃんのはお洗濯中」
「ちあうのぉ二二ーちゃー(泣)」
神山「こっちはキティちゃんやで?
これでええやろ?」
今日の服は、あなたが欲しいって言って流星に買ってもらってたキティちゃんのワンピース
それだというのに...
「二二ー(泣)(泣)」
もうこうなると誰も手が付けられへん。
放っときますか。
しばらくすると、しげに着替えさせてもらっとる。
諦めたんやな。
一丁前に文句言いながら着させてもらってますわ笑
「神ちゃはアカンなぁ〜
あなた、ニニー着たいー言うてんのに、意地悪したアカンなぁ?」
意地悪したわけちゃうねんけどな。笑
まあ、言うたってわからへんから。ええねん別に。おれが悪者なったって。
毎朝毎朝お着替えタイムは大変です。
【お出迎えㅤㅤㅤ小瀧side】
小瀧&濱田&藤井「ただいまー」
一緒に仕事してた濱ちゃんと、帰り道で一緒になった流星と家に帰るも、いつもは玄関で待っててくれてるあなたがいない
小瀧「あれ?あなた?」
朝も濱ちゃんとは離れるのイヤがってたんに、俺には何も言わんかったからなぁ。
寂しかったねんで?
真っ先に自分の部屋に向かった濱ちゃんと流星と別れてリビングに向かう。
今日はお出迎えないのかーと少しションボリしながらリビングのドアを開けると、誰かに後ろから抱きつかれた。
膝の下んとこに手があるから、あなたやな。これは。
小瀧「あなた!!」
「のんちゃ!!!」
小瀧「ただいま!あなた!ギュ-」
「おかぁーり!!ギュ-」
桐山「お!おかえり!」
重岡「さっそくやなぁ笑」
神山「おかえり、のんちゃん。
手洗った?」
小瀧「洗ってへーん!!」
中間「バシッ洗わんかい!」
痛っ...そない強く叩かんでもええやんかねぇ...
でも、あなたが俺んとこ来てくれたから、そんなん気にならへん♪
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。