篠宮あなた→2歳
【起床ㅤㅤㅤㅤ桐山side】
桐山「あなたー朝やで。起きや」
「イヤやぁ...(泣)
眠たいのぉ」
桐山「わかったから。な?
ほれ、おいで。抱っこしたる」
「イヤぁ(泣)」
桐山「今起きひんのやったら、あっくん行ってまうで?ええの?もう知らんで?」
「アカンー(泣)」
桐山「はいはい。
なら起きてくださいな、お嬢さん」
絶賛イヤイヤ期なあなたは、毎朝こう。
結局、寝起きでグズグズなあなたをだっこして下に降りる
そろそろすんなり起きてほしいよ。ホンマに。
【朝食ㅤㅤㅤ神山side】
桐山「はい、あなたみんなにおはようさんは?」
「おはようせんのぉ━(泣)」
重岡「まーたお前はグズグズ赤ちゃんか?笑」
神山「もーしげそんなこと言わんで!」
「あなた、赤ちゃんとちあうもん(泣)」
神山「ほらぁ」
重岡「ごめんごめん。ちゃうねんな」
2歳にもなると自我が出てくるんか、最近は、赤ちゃんって言うと怒ってくんねん。
まだまだ赤ちゃんやねんけどな笑
中間「ほら!とりあえずご飯食べり
濱ちゃん遅れんで?
のんちゃん起きて!間に合われんようなるて!」
今日は、淳太と照史と俺としげがオフ。
流星はもう行ったで。
濱田「大丈夫やろ!
おいで、あなた。ご飯食べさしたろ!」
小瀧「起きてるてぇ......」
桐山「望、お前起きてへんやろ!笑笑」
重岡「目瞑っとるやんけぇアヒャヒャ」
中間「ほら時間無いねんから、あなたは自分で食べて!」
「できひんのぉ(泣)」
中間「しきる!
赤ちゃんとちゃうんやろ?」
「あなた、赤ちゃんやから自分で食べられへんー(泣)」
さっきと言ってること違うって?
2歳児ってそんなもんですよ。
結局あなたは、重岡の膝の上で食べさしてもらってご機嫌さんでした。
【お見送りㅤㅤㅤㅤ濱田side】
濱田「じゃ行ってくるな!」
神山「行ってらっしゃーい!」
「イヤぁぁ(泣)」
神山「ほらあなたも濱ちゃんとのんちゃんに行ってらっしゃーいって。」
「はまちゃー(泣)(泣)」
濱田「すぐ帰ってくるから!な!」
「はまちゃがええのぉ(泣)」
神ちゃんのだっこから一生懸命、泣きながら腕を伸ばすあなたを見ると、ホンマに行きたくなくなってまうねんけど、なんとか振り切って家を出る。
“濱ちゃんがええ“なんて滅多に言われへんし←
隣で望が「俺は?」なんて言いよるんは、聞こえへん。
よし、早よ帰ってこよう。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。