レンとユウはそれぞれ、自分のスマホを持って、私に何かを見せようとした。
レン「いつもの掲示板」
ユウ「今から、俺らが送るから、見てな」
すると、私のスマホに・・・
あなた「!!」
レン「驚いちゃった?女子だと思ってた人が、男だったから」
あなた「じゃあ、なんでカナさんは・・・」
ユウ「あ、俺?あっははは。簡単なことだよ。脅して、妹を連れてっただけ。」
レン「ちゃんと上手く会話できてるか二人で全部監視してたんだよ、ね?ユウ?」
ユウ「そーそー。皆まんまと騙されてたね」
その時だった。
レン「うわ、やべバレるとメンドーだぞ」
ユウ「ちっバレたか」
レン「お前」
あなた「はいっ?」
レン「スマホ貸して」
おずおずとスマホを渡す。すると、レンはこんなことを送った
すぐに返信が来る。
男たちは出掛ける用意をしている
あなた「え、まさか・・・」
レン「そうだ。絵梨に会いに行く。」
ユウ「楽しみだね~」
ブォォォォォン・・・車で20分。
駅前は意外と色々あった。それにしても、ここ、どこ?
全然知らない駅なんだけど・・・
絵梨「あっあなた」
あなた「絵梨・・・」
その瞬間、絵梨は車に引きずり込まれた
ユウ「はじめまして」
絵梨「あんた、誰?」
ユウ「名乗るほどの人間じゃないよ!じゃあ行こうか」
すると、突然レンが、絵梨の口にハンカチを当てた。
絵梨「ぁ・・・」
絵梨は意識を失った。
レン「あなた、お疲れ様。」
ユウ「まぁ、命令に従わなきゃ殺すって言われたら引き受けるしかなかったもんな」
あなた「う、うん」
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。