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第92話

悪夢の来客
2,176
2021/03/22 15:15
目を覚ますとそこには少し見慣れた天井があった。
彩春
彩春
ぅ..?
アリナ
アリナ
やっと起きたか
彩春
彩春
私...どうしてここに?
アリナ
アリナ
全く、遅くまで男遊びしやがって
彩春
彩春
先生達は...?
アリナ
アリナ
...ほどほどにしろよ?
彩春
彩春
私どうやって帰ってきたの!?
アリナ
アリナ
こっちは心配したんだから
彩春
彩春
ねぇアリナ!!
アリナは全く話を聞いてくれない。
何か話したくない事情でもあるのか、ずっと下を向いて、声だけは明るく独り言のように喋っている。
アリナ
アリナ
もう10時だぞ
彩春
彩春
.....
アリナ
アリナ
朝ごはんはパンでいいか?
そう言ってベッドの脇から立ち上がったアリナのシャツを掴んだ。
彩春
彩春
待って
アリナ
アリナ
っ...!!
彩春
彩春
目を見てよ...アリナ
アリナ
アリナ
嫌だ...!!
ベッドから出てアリナの目の前に立つ。
彩春
彩春
アリナ..ねぇなん!!..で......
詰問しようとした口が止まった。
アリナの目に浮かぶ涙が、本当に何かが、言いたくない程の何かがあったのだと訴えていた。
彩春
彩春
お願い..教えて欲しい
アリナ
アリナ
彩春のせいじゃない.....
彩春
彩春
私のせいなんでしょ!?
アリナ
アリナ
私のせいだ...!!
アリナはきっと私を責めることが出来ないんだ。
昨日私はきっとひどい有様だったから。
彩春
彩春
違う!私があんなことしたからでしょ!?
アリナ
アリナ
違う..!!
私が弱かったから...みんなを守れなかったから!
彩春
彩春
みんな...?
アリナ
アリナ
っ...!!
みんなという事は、私のせいでこの家が襲われ、アリナは襲撃者を追い払えなかったと言ったところだろうか。
みんながどうなっているか気になり、急いで廊下に出ようとする。
すると今度はアリナが私の腕を掴んだ。
アリナ
アリナ
みんなも...寝てるから
彩春
彩春
無事なの?
アリナは静かに首を振った。
彩春
彩春
...私のせいで!!
みんなが酷い目にあったんでしょ!?
アリナ
アリナ
だから違うって言ってるでしょ!
彩春
彩春
じゃあ教えてよ
何があったのか
下を向いたまま、アリナは語りだした。
-昨夜-
夜中に突然インターホンが鳴った。
アリナは眠りから覚め、急いで玄関へと向かった。
アリナ
アリナ
はい
ドアを開けると、そこには2人の男性と、お姫様抱っこの彩春が居た。
アリナ
アリナ
あ、彩春の夜遊び相手...ですか?
すみませんご迷惑をおか
先生
違うな
アリナ
アリナ
は?
体育教師
俺達彩春"で"遊んでたんだよ
アリナ
アリナ
...それはどういう..?
先生
彩春オモチャ壊れちゃったから、新しいの貸してくれよ
アリナ
アリナ
....彩春に何をッ!!
体育教師
一晩でいいからさ
貸してくれないと返してあげないよ?
何があったかは分からないけど、みんなに相談する暇もない。
私が行こう。
アリナ
アリナ
分かった
私が行くわ
体育教師
え〜9人欲しいな〜
こいつらどこまで知ってるんだ。
アリナ
アリナ
それはダメだ...
先生
いいの?彩春ちゃんは
アリナ
アリナ
私が9人分相手をするからそれで許してくれ....
体育教師
良い訳ねぇよなぁ!?
腹に拳が飛んでくる。
避ける事も出来たが、怒りを買う訳には行かない。
アリナ
アリナ
ぐっ...!!
先生
その反抗的な目...最初の彩春ちゃんと似てるねぇ〜
アリナ
アリナ
最初..って....?
体育教師
だから壊れたって言ったろ?
アリナ
アリナ
....警察呼びますよ
無理に自分でか解決する必要は無い。
まあ警察に捜査される内に色々バレても困るが、コイツらはそんな事は知らないだろう。
体育教師
彩春が帰ってこなくてもいいのか?
アリナ
アリナ
警察にい言えば捜索くらいしてもらえるだろ
先生
その内に彩春がどんな傷を負ってもいいと?
アリナ
アリナ
仕方が無い
被害が9倍になるよりはマシだ
男2人は不敵な笑みを浮かべたまま黙る。
すると1人のスマホが通知音を鳴らす。
先生
....ふっ!!
まあ、ここは引き下がるよ
せいぜい、戸締りには気をつける事だね
アリナ
アリナ
言われなくても気はつけ
有咲
有咲
きゃあああああっっっ!!!
2階から聞こえる幼い悲鳴は有咲か。
アリナ
アリナ
仲間がもう一人居たのかっ!?
体育教師
1人だといいね
急いで2階に駆け上がる。
ドアの閉ざされた8つの部屋からは悲鳴や泣き声、呻き声、喘ぎ声が聞こえてくる。
アリナ
アリナ
間に合わなかったのか...!!
一番近い一希の部屋のドアをノックする。
アリナ
アリナ
おい!どうなってる!
一希
一希
アリナさん!?...俺は!大丈夫だ!みんなを助けっ!やめろっ!
何が起こっているかは把握できないが、大丈夫ではない事だけが分かる。
先生
戸締りには気を付けろと言ったのに玄関開けっ放しで飛び出していくんだから笑い物だよ
1人の男が背後から話しかける。
耳元で囁かれる言葉は喧騒にかき消されずに鼓動を震わせ、自分が無能だと自覚した。
アリナ
アリナ
...なんで私達なんだよ
先生
彩春と同居しているからだよ
アリナ
アリナ
なんで彩春なんだよっ..!!
先生
学校で明楽と不純異性交友をしていたから罰を与えたまでだよ
アリナ
アリナ
やりすぎだ....
掠れた声で嘆く。
聞こえているのかいないのか分からないが、男はドアに拳を付く私の秘部を優しく撫でた。
先生
彩春のせいだよ
アリナ
アリナ
....違う
お前らが悪いんだ
先生
じゃあそれでもいいさ
悪くない君はら楽になってもいいだろ?
私だって悪い。
もっと戸締りに注意を呼びかけておけば良かったんだ。
彩春にもキツく注意していればよかった。
夜中の来客に対応しなければよかったんだ。
彩春の帰りが遅いのを気にかけていればよかった。
アリナ
アリナ
私が...私だけが悪い
絶望感か快感かが私の膝を折る。
先生
でももう手遅れだ
楽しく夜を明かそうじゃないか
アリナ
アリナ
そう.....ね..
みんなの声も耳に入らなくなって、頭も動かなくなった。
もういいか。もう無理だ。
そう諦めて、身を委ねた。