第2話

3人で登校
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2017/12/10 13:22
あん
いってきまーす!
なお
いってきまーす!
バタバタと家を飛び出る。
私は、おにぎりを手に学校まで
走っている。

なおちゃんは、私より20分も早く起きていて
余裕で支度を終わらせていたのに
私と家を出るタイミングを合わせる為に
学校まで全力疾走するはめになっている。
あん
ごめんね、なおちゃん!
私の寝坊のせいで!
はぁはぁと息を切らしながら、
なおに謝罪する。
なお
あん姉を起こさなかった
なおも悪いし!
謝らなくてもいいよ!
優しいんだから……。
なおちゃんのこういうところ大好き。
そんな事を思いながらも、
走っていると前に見覚えのある人が
私達と同じように走っていた。
あん
た、たくや!
声に気付いたその人は
速度を落としながらこちらを振り返る。
たくや
おお!あんとなおじゃん
なお
おはよぉー
たくや
はよ
軽く会話を交わした後は、
3人とも遅刻しないように、無言で走った。
学校の近くになると人がちらほら
見え始めたのでようやく
スピードを落として歩き出す。
あん
あぁ、学校まだ着いてないのに
疲れたぁぁぁ
たくや
お前が寝坊するのが悪いんだろ?
まぁ、そういうおっちょこちょいな
ところも可愛いけどな
なお
あん姉達、
私がいるの忘れないでね……?
おっと、言い忘れてた!
あの後たくやと私は付き合う事に
なりました。
たくやとは家族公認の仲になってて
よく夕御飯を食べに私の家へ来る。

家族公認って、いっても
お父さんが許してるかどうかは
微妙なところだけどねっ。
なお
もうそろそろおわかれだー

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