眩しい朝日で目が覚める。
あのまま寝ちゃったか…
!?!?
横を見ると、私とおんなじように寝転がったはじめ!?
はぁ〜!?///
心配そうな顔をするはじめ。
はじめは、“ぐっ”っと顔を近づける。
近い近い!!!
行くよ!行く!
だって、昨日楽しかったし。
“チュッ”
“ドキン”
はじめが…
私の頬に…
キス!?!?
わざとおかしな口調で言う。
嫌_???
そんなわけ…
ない?の?に?
私は、首を横に振った。
眉間にしわを寄せ目を閉じ、困り顔のはじめ。
数十分後_
昨日と同じように事務所をテクテクと歩いて行く。
すると…
“ポンポン”
っと、肩を叩かれた。
スッと振り向くとそこには…
少し赤面したポッキーくんと、
片手を肩の位置にスッと出して挨拶をするみやゆうくん。
得意げにポッキーはそう言う。
すると、ポッキーくんがみやゆうくんの口を塞いだ。
みやゆうくんの手が私の腰に回される。
みやゆうくん、よく見ると綺麗な瞳…
吸い込まれそうなほど。
思わず見惚れてしまう。
それと同時に、はじめが今日私に言ったセリフが蘇ってきた。
“あなたってよく見ると、綺麗な茶色の瞳なんだね”
ドキンと胸が高鳴る。
思い出し照れ。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!