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第61話

火曜日の宣戦布告
2,043
2018/02/21 05:34
@そらちぃsideーーーーーーーーーーーーー
そらちぃ
もう俺!?
順番は、もう俺に回ってきていたみたいだ。
あなた以外の奴らが、ニヤニヤしながらこちらを見ている。
ツリメ
そらちぃの好きな人、実は俺ら知ってるんだよね…笑笑
あなた

そーなの!?

あなたが驚いた顔を見せる。
相変わらず期待の目を向けられている俺。
エイジ
でもまぁ、言ったら?
あなたは知らないだろうし。
えいちゃんが微笑しながら言う。
っ。クソ〜
ここは言うべきなのか…?
リクヲ
言っちゃえっ!
あなた

教えて〜!1番気になる!

あなたが揺れ始める。
これは…言うしかないのか?
ツリメ
言っちゃえよ〜
あなた

うんうん!

あなたの目がキラキラとしている。
どうしたらいいんだ。
エイジ
言っちまえよ。
素っ気なく聞こえたえいちゃんの声。
そらちぃ
よし、
俺は大きく深呼吸をした。
そらちぃ
俺が好きなのは…























期待の目が少し怖い。



















もう一度、心を落ち着かせて。
















よしっ。
そらちぃ
あなた。
俺が好きなのはあなただよ。
当然のようにあなたは、慌てた顔を見せる。
あなた

!?!?

そして徐々に、頬が赤く染まっていく。
と思ったら、静かに1粒の涙を流した。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
あれ、私なんで泣いてんだろ…
1粒でたら、もう止まらなくって。
気を利かせたのか、気づいたらツリメとエイジとリクヲはいなくなっていた。
そらちぃ
ごっ、ごめん。
そらちぃが謝ってる。
なんで?“違うよ”って言わなきゃ。
あなた

ちっ…グスン

上手く口にすることはできない。
そらちぃ
今、答え出せとは言わないよ?
ニッとした優しい笑顔で覗き込むそらちぃ。
整った顔で、
綺麗な瞳で、こちらを見ている。
そらちぃ
これは、宣戦布告?ってヤツ。
あなた

ぇっ?

そらちぃ
俺があなたを惚れさせてやる!
そらちぃ
ごめんね。びっくりしたよね。
そらちぃは、少し悲しそうな顔をする。
そらちぃ
でもまだこれからだから。
泣くな?あなた。
そらちぃの大きな手で私の頭が撫でられる。
なぜか。
とても、幸せな気分だった。


























神様?
私は、
死ななくてはならない運命だったの?
どうして私なの?
生き返れると言われたら、どんな嬉しいことでも楽しいことでも投げ出せただろうに。
だからかな?
私は、幽霊になっても。
弱いまんま。
すぐ泣いちゃうし、
すぐ怒って、
可愛げのない女の子。
でも、幽霊という姿でも、
こうやって私を、
優しく包み込んでくれる人がいて。
暖かい場所に、いさせてくれる。
私を、



















幸せ者と呼んでいいの?

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