第13話

水曜日の朝の訪問者
2,293
2017/12/23 01:12
ふと、目が覚めた。
重い体を持ち上げる。
起き上がった。
そして、隣の部屋へ移動する。
パソコンとにらめっこをするはじめが、
すぐ目に入ってきた。
あなた

おっ、おはよう。

はじめ
あっ!起きたの?
昨日のことなどなかったように、いつも通りに振る舞うはじめを見て、少し安心した。
はじめ
今日、お客って言うか、友達が来るからあなたとはあまり人前では話せないかも。
あなた

そっ、そっかぁ。

“ピンポーン”
はじめ
あっ、来たみたい。
なんとなく、“お客”の顔が気になって私は、はじめについて行った。
???
おぉい、来たよ〜
???
やっほ〜
はじめ
どーぞー
目の前には、運動神経が良さそうな男性と、変なTシャツを着た男性。
???
ねぇ、
はじめんの横に誰かいるよね?
あなた

えっ…?!

私が…“見えてる”?
???
怖いこと言わないでよ〜、
シルク〜
???
えっ、いやマジで。
はじめ
もしや、シルクにも見えてる?
驚きを隠せない私は、何も話せない。
???
“霊”…?
???
えぇぇ!いきなり怖い、怖い〜
あなた

私のこと見えるの?

はじめと出会った時の様に、聞いてみた。
???
喋った。うん、
可愛い顔めっちゃよく見える。
あなた

そそsん、そんなこと言わないで…

初対面で可愛いって…。
ロレツが回らない。
???
どっどう言うこと〜?
俺には見えないよ〜
はじめ
ンダホには、見えないってことか…。説明するから、とりあえず中入って。

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