第32話

金曜日の冷静な私
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2018/01/15 09:11
あなた

はじ…め?

はじめの腕にギュッと力が入る。
はじめ
いなくなってたらどうしよう〜って思って…///
あなた

そんなわけないって!

私の顔は、はじめの体に埋まってる。
は、恥ずかしい…
ジタバタと手足を動かすも、余計にはじめの力が強くなる。
あなた

は〜な〜し〜て〜!

はじめ
じゃあ、あなたからギュッってしたらいいよ?
今の状態では恥ずかしいので、おろしていた手をそっとはじめの腰に回す。
はじめ
これぞ!癒し♡
私は、ギュッとしていた手を素早く戻した。
あなた

はいはい。

わざと、塩対応で返すもはじめには効かない様子。
はじめ
じゃあ帰ろ〜!
急にはじめは、気分が良くなった。
外に出ると、冷たい風が私を襲う。
そして、風のせいか一瞬冷静になった私がいた。
いつのまにか私とはじめは、恋人のような仲になってるし…。
まだ別に、はじめだけが好きって決まったわけじゃないのに。
こんな行為をするのって、なんかすごく悪い気がした。
そして私とはじめは、車に乗り出発した。
冷静に今日あったことを、思い出してみる。
今日の雨が降ってた朝。
シルクに啄むようなキスをされたこと。
会場探索をしてる時。
やんちゃな、
そらちぃ
ツリメ
エイジ
リクヲのアバンティーズ4人に出会って、元気と笑顔をもらったこと。
会場で、じんたんとテオくんに会った時。
じんたんに告白され、
挙げ句の果てにキスまでされ、
自分の心が揺れ動いたこと。
自分の気持ちが分からなかった時。
ポッキーくんとみやゆうくんに会って、慰めてもらったこと。
気にしてなかったけど。
ポッキーくんのさりげなく、不器用な優しさがあったこと。
さっき。
はじめの1日の疲れを、抱きしめて癒してあげたこと。
とりあえず今日は、わちゃわちゃした1日だったな…。
と改めて思った。
そして私は、はじめの鼻歌を聴きながらゆっくりと眠りについた。
ポッキーくんのコートを抱いたまま。

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