第53話

月曜日のお出かけ
1,423
2018/02/11 10:50
私とはじめは車に乗り込む。
あなた

はじめ?
なんで行くの知ってるの?

はじめ
ん〜。あぁ、ツリメッティーから聞いた〜
ツリメッティー???
ツリメのことかな???
あなた

行っていいの???

はじめ
明日おいら、静岡に一旦帰る予定だったし!本当はあなたも連れてこうとしたんだけど、ツリメッティーたちが言うこと聞かないから 笑笑
あなた

ほ〜

あなた

はじめ、ありがとっ!

はじめ
なんでそんなお礼なんて、あなたらしくないな〜 笑笑
はじめが、運転をしながら片手でわしゃわしゃと私の頭を撫でる。
あなた

バカにしないでよょぉ!

はじめ
し・て・な・い・よっ!
も〜っ!
数十分後_
車を近場の駐車場に止め、少し歩いて来た。
そこにあったのは、大きなショッピングセンター。
はじめ
でっか。
あなた

うわ〜お

思わず、口を開けてガン見。
だって、私は幽霊と元高校生。
こんなとこは滅多に行かなかったからだ。
はじめ
よしっ!行くよっ!
“パシッ”
はじめが私の手を優しく握る。
あなた

へぇっ!?

そしてはじめは、あるお店の前で立ち止まる。
はじめ
ここにいるはずなんだけどぉ…
???
はじめ
あっいたいた〜!
はじめは、ブンブンと大きく手を振る。
その目線の先にいたのは_
















オシャレでかわいらしい女性_
????
おぉ〜!しゃちょ〜!
その女性は、はじめを見るなりパッと笑顔になった。
このかわいらしい女性は誰?
はじめの彼女?
なんで笑顔になったの?
私の頭の中で行き交う疑問は消えることなく、余計に私を苦しめる。
????
じゃあ早速行きましょ〜♪
はじめ
はぁ〜い!
すると2人は、目の前のお店に入って行く。
あなた

ま、待ってよ〜

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