第44話

日曜日のお願い事
1,579
2018/02/10 06:00
ポッキーくんと、みやゆうくんに会えて嬉しかった〜!
よ〜し、探索するぞ!!!
その時_
“ドンッ”
あなた

きゃっ

そらちぃ
ごめんなさいっ。
ってあなたじゃん?!
顔を上げると目の前には、こちらを見るそらちぃが。
ツリメ
えっ!?
エイジ
よっ!
その背中から、見られた顔がひょこっと出てきた。
リクヲ
どこどこぉおおおお!?
そらちぃ
小声:)とりあえずここじゃ、迷惑だからそこ入ろ入ろ!
そう言うそらちぃ達についていった。
“ガチャ”
エイジ
おっ、ラッキー。
誰もいないじゃん。
そして今私達は、椅子に座った。
ツリメ
そらはココね。
そう言って、ツリメはそらちぃに私の隣の席を勧めた。
そらちぃ
りー
近くで見るそらちぃは、意外とカッコよくてドキンと胸が鳴った。
みんなは、私を囲むように座る。
ツリメ
なんで、あなたが事務所に???
あなた

はじめの付き添いで!

そらちぃ
そっかそっか。
にこやかな顔を見せるそらちぃ。
その顔は、とても愛らしかった。
リクヲ
…。ねぇ…。
悲しそうな顔をしてる、リクヲ。
エイジ
ん?
リクヲ
なんか、俺だけついていけて無いんだけど…。
そらちぃ
そりゃ、しょーない 笑笑
ツリメ
なんか、見える方法あんのかな?
みんな必死に考える。
エイジ
おっ。これはどう?
すると、エイジが差し出したのはスマホ。
その画面には、“願いを叶えることができる方法”と書かれたサイトだった。
リクヲ
願いを叶える…?
エイジ
そうそう。
りっくんが、叶えたいのは“あなたが見えるようになりたい”って言うことでしょ?だから、お願いしたら見えるんじゃないかなって。
ツリメ
やるだけ、やってみれば 笑笑
リクヲ
うっうん。
エイジ
まず、願いを決めます。
リクヲ
決まってる。
そらちぃ
なんかドキドキするね〜。
あなた

うんうん!

エイジ
決まったら、目をつぶりその願い事を強く心で5回願います。願い終わっても、目は開けないでください。だって。
リクヲ
分かった。
リクヲ
ツリメ
願ってる願ってる 笑
ツリメは、なぜかリクヲの顔がツボに入ったようで1人で笑いを堪えてる。
リクヲ
オッケー。終わったよ。
エイジ
そしたら、次は〜。
手をパーにして頭(おでこ)をポンポンと2回叩きます。
リクヲ
ポンポンっと。
そらちぃ
自分でポンポン言うなよ 笑笑
あなた

笑笑

エイジ
そしたらそのパーの手はそのままおでこに付けっ放しで、もう一度心の中で願い事を3回願ってください。この時も目は開けないように注意してください。
リクヲ
はーい。
リクヲ
…終わった。
エイジ
最後に手をグーに変えて、その状態で手を5回振り、目を開けて終わりです。
リクヲ
グーにして…
5回振ってぇ…
エイジ
効果は早くて目を開けた瞬間、もしくは1日以内には起こりますだって。
リクヲ
リクヲ
目を開けるっとぉ…
ツリメ
どぉ???
そらちぃ
俺の隣に座ってるのが、あなただよ?
りっくん、見える???
すると、リクヲは大きく口を開けた。
エイジ
ん???
すると、リクヲとバチっと目があった。
リクヲ
見える!見える!
リクヲ
待って、待って!
めっちゃ、可愛い〜。
あなた

あ、ありがとう。

リクヲ
喋ったぁああ!
リクヲは、私の顔をキョロキョロ見る。
そらちぃ
りっくん、テンション上がりすぎじゃね 笑笑?
ツリメ
うん 笑
エイジ
落ち着け 笑
そらちぃ
あ、いいこと考えた!
あなた、明後日暇???
りっくんもあなたが見えたことだし、アバンティーズハウスで遊ぼ?
ツリメ
おっ、いいね。
エイジ
俺も、賛成。
リクヲ
やろやろ!
あなた

私もやりたい!
でも…。

はじめが、いいって言ってくれるかな?
ツリメ
送り迎えとかは俺らがするから!
そらちぃ
はじめさん家だよね?
じゃあ、明後日の10:00頃迎え行くね。
エイジ
楽しみだな。
あなた

うん!

きっと、はじめなら許してくれるよね?
オシャレしていきたいな…。
自宅に帰れば、私の服まだ置いてあるかな?
そんなことを色々考えちゃう。
リクヲ
あっ、もうそろそろ会議だ。
そらちぃ
やべ。もうそんな時間かよ。
ツリメ
早いね 笑
エイジ
んじゃ行くか。
あなた

大変だね〜

ツリメ
まぁ、好きでこの仕事やってるからね 笑
そらちぃ
おっ、いいこと言うじゃ〜ん。
エイジ
んじゃ。
そう言って、アバンティーズ4人は立ち上がった。
リクヲ
じゃ〜ね〜!
ツリメ
ばーい。
エイジ
またな。
そらちぃ
バイバイあなた!
あなた

バイバーイ!

私は、4人に手を振りまたちょこん椅子に座った。

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