第5話

過去…中学時代の夏
930
2017/12/11 12:48
主…ANNA
主…ANNA
ちょっとすみません!
前回の◯◯sideで中3の夏って書いてましたが、◯◯はシルクと2歳差なので中1の夏です!
ごめんなさい!
(。-ω-。)------------------キリトリ線-----------------(。-ω-。)

〜中1の夏〜



私はいつものように土手に来ていた。

ここに来ると嫌いなあの人に何か言われるかもしれない…
でも他の所で歌うよりも気持ちよく声が出せるからお気に入りになっていた。
あなた

やっぱりこの土手…落ち着くなー

あなた

今日は何歌おうかな…あっ!
切ないくらい愛してた。にしよ!

そう言って◯◯は歌い始めた。
あなた

切ないくらい愛していた
思うほど怖かった
いつか来るサヨナラをどこかで感じてたの
愛してたなんて言わないで
もう1度ぎゅっと抱きしめて《(*´○`)o¶~~♪》

歌い終わって次に歌う曲を考えていた時、あの人がやってきた。
シルク
シルク
おい。
あなた

……っ!

あなた

な…なんですか…

シルク
シルク
またここで下手な歌、歌ってんのかよ。
あなた

……あ、貴方には関係ないでしょ!

シルク
シルク
それが関係あんだよなー。
ここ、俺の通学路で俺の家目の前だし。
あなた

そんなの…そんなの気にしなきゃいいじゃない!
迷惑になる程の大きな声では歌ってないんだから。
って言うかいつもいつも…何でそんなに突っかかってくるの!?

シルク
シルク
あ?何で突っかかろうが俺の勝手だろ。
ってかお前みてーな奴がここに来んなよ。
あなた

…っ!貴方にそんなこと言われる筋合いはない!
ここは誰のものでもないんだから誰が使おうといいじゃない!

シルク
シルク
あー!グダグダうっせーなー!
何お前?俺に刃向かうのか?
あなた

べ…別にそういう訳じゃないけど…

シルク
シルク
じゃあなんだよ。
あなた

……どこで歌おうと人の勝手でしょ

シルク
シルク
あのなー…俺の家の目の前なのよ?
わかるか?
俺がここで歌うなって言ってんの?
だから歌うな。
あなた

……無理。
ここは私がやっと見つけた落ち着ける場所だから…

シルク
シルク
………あっそ。
めんどくせーなお前。
あなた

……面倒くさくて結構。
私もう帰るから。

シルク
シルク
おー!さっさと帰れ。
クソガキさん
あなた

………っ。《涙目》

◯◯は泣きそうなのを堪えながら帰っていった。
あなた

( 何で…何であそこまで言われなきゃなの…?)

あなた

本当にあの人……嫌い。

◯◯はシルクに対する嫌いが大きくなっていった。





その頃シルクは……
シルク
シルク
あー……何でまたあんな事言ったんだろ。
ってか…今日の歌声も凄く綺麗で俺、泣きそうになったわw
シルク
シルク
( それにしても◯◯…可愛いかったな…やっぱ好きだ。まぁ…嫌われてるだろうけどよ… )
シルク
シルク
はぁ……仲良くなりてーだけなのに…
自分の行動を後悔していた。















最初の頃はお互いにいい印象ではあったが、シルクの行動により◯◯の気持ちが嫌いに変わっていったのは言うまでもなかった。

















次回へ続く

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