第15話

☺︎
89
2018/09/20 12:43
夜7時。

私は、病室にいた。

おばさんも、私のお母さんもいた。

翔の容態は点滴によって安定し、翔は眠っていた。

明日、精密検査をするって先生が言ってた。

正直、何かの病気じゃないかってちょっと思ってる。

でも、きっと大丈夫。




翔が、起きた。

「翔、おはよう。」

おばさんが言った。

「ここ…どこ?……病院?」


「そうだよ。」

私も言った。


「凛華、ごめん。」

翔が言った。

「ううん。」

「おばさんも…すみません。」

「ううん。良くなってよかった。

私のお母さんが言った。


「母さん、凛華と2人にして。」

翔がおばさんに言った。
「ええ。」

おばさんは頷き、お母さんと病室を出て行った。


「…凛華、俺のリュック、取って。」

プリ小説オーディオドラマ