第20話

言います!
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2017/12/22 14:14
あなたside

私は、とりあえず飛雄の好物のポークカレーとサラダを作った。
飛雄
風呂ありがとう。
そう言ってリビングに入ってきた。
あなた

じゃぁ、私も入ってくる。

飛雄
ん。
私は飛雄を待たせるのも良くないなと思い、早めに風呂を出た。
あなた

待たせてごめん。
ご飯食べよ。

飛雄
うん。
心なしか嬉しそうだ。
飛雄
温卵ある?
ウキウキ顔で言うな、犬か!と思ったけど口に出さないことにした。
あなた

買っておいたよ、ほら。

飛雄
アザッス!
私達は夕飯を食べながら、バレーのことについてを喋っていた。
とりあえずプレゼントを上に取りに行くことにした。
リビングに入ると、飛雄はお餅と大福と一緒寝ていた。
あなた

(寝顔可愛いな…。)

こんなところで寝ると風邪をひくだろうと思って起こすことにした。
あなた

飛雄、起きて。
風邪ひいちゃうよ。

飛雄
ん~。
後、10分。
あなた

いや、朝じゃないんだから。

子供か、と付け加えてやった。
飛雄
…キスしたら起きる。
あなた

そ、そんなこと言わないで、起きてください。

いきなり言われてビックリした。
飛雄
じゃぁ。
後、10分。
このデカイ子供は手がとてもかかる。

私は飛雄の頬っぺたにキスをした。
あなた

これでいいでしょ。
起きて。

はいはい、と渋々起きた。
飛雄は何かを見つけたように目を開いて、嬉しそうな顔になった。
飛雄
それ、俺の?
指差した先を見ると、飛雄のプレゼントだった。
サプライズ的な感じで渡そうと思ってたのに先に見つかってしまった。
飛雄
で、誰の?
あなた

飛雄の。

飛雄はすごく嬉しそうな顔をした。
あなた

はい。


…えっとぉ。お、お誕生日、お、おめでとう。

なんとか言えた。
飛雄
うん。ありがとう。
そう言うといきなり飛雄はキスをしてきた。
あなた

~~~!!////

いきなりで、めっちゃビックリした。
飛雄
素直に言えたご褒美です。
イタズラをすると子供のように飛雄は笑った。
素直に言えて良かったと思った。



だって飛雄が嬉しそうに笑うから!

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