第8話

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2017/12/14 06:34
走って遠くまで来た










小「クッ、」










あなた「望、血が、」










あなたが俺の腕を見て言った










小「大丈夫やで」










俺は着ていたシャツの裾を引きちぎり、










傷口に巻いた










シャツが紅く染まる









すると急に、









街がザワついてきた









あなた「何?」










小「追手が来たんやろ、

人も起きてきた、」










あなた「ねぇ、もう行こうよ、

見つかったら、」









小「、、せやな

あなた、まだ走れるか?」









あなた「うん」









ザッ、









小「!?」









藤「しっ、」









後ろに居たのは、









10年来の友達の流星やった









藤「街の人が噂しとった

逃げとるんやろ?

こっち来い」









俺はあなたとしっかり手を繋ぎ









流星の後をついて行った









小「えっ、」









藤「ほら」









流星が投げて来たのは、









車の鍵やった









藤「俺のやけど使い」









小「ありがとう、ほんまに」









ガンッ!!









小「っ!?」









神「小瀧!」









藤「逃げろ望」









流星は俺を押した









小「、あなた行くで」









追手が来た









数人の追手が流星を捕らえた









神「捕まえろ!」









俺は掴みかかった腕を解き









車に飛び乗った


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