第13話

1,016
2017/12/14 10:45
小瀧said





エンジン音が聞こえてきた










小「来たな、」









あなた「えっ、もう?」










小「おん」









あいつらが来る、









短過ぎる安息の時間が過ぎた










最後の戦いや、









あなたが隣に居るなら、










どんな終わりも綺麗やろうな









考え直した、









でも後悔はやっぱり無い









東の空が明るみを帯びて来た









ダダダダ…









階段を駆け上がる音が聞こえる









あなた「望、」









小「離れたくない?」









あなたは大きく頷いた









小「、、、俺と一緒になってくれるか?」









あなたは優しく微笑んで、










あなた「うん」










静かに頷いた









バタンッ!!









勢いよくドアが開いた









神「小瀧、」









拳銃を持った神山が立っていた









神「覚悟はええな?」









神山が拳銃を構えた









小「ええよ、」









どんな罪やって、罰やって受けたるわ









やけど、









邪魔はさせへん









目を瞑ったが、銃声がしない









神「っ、あなた様、どいて下さい」









あなた「、、嫌です、」










目を開くと、









俺の前にあなたが立っていた










小「あなた、何やってるんや、」










あなた「私が先に逝きます」










小「アカン どいて」










神「貴女は殺したくない

どいて下さい

本当に撃ちますよ?」









あなた「このまま縛られて生きるなら、

私は死んだっていいです」




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