第13話

その頃の望
6,600
2017/12/19 03:28
あなたと付き合ってから二週間が経った。

あの日からあなたは一度も会いに来てくれない。

俺が会いに行くのもいいけどメイドのみきが邪魔して行けない。
みきさん
望様。お勉強の時間です。
さっきやっただろ。
みきさん
いけませんよ。
みきは俺にテキストを差し出してきた。
みきさん
これが終わったら自由にしてください。
そんなの無理だ。

三冊もある。
あなたは今何してる。一緒にやる。
みきさん
あなたは外に出ています。
じゃあ友達とやる。
俺はみきにそう言い残してリュックにテキストを詰め込んで

コートを羽織り外に飛び出した。
あなた……
どこにいるんだ。

俺はメイドが行くスーパー、モール。

あなたが行きそうなところ手当たり次第行った。

どこにもいない。
はぁ……
ダメだと思った瞬間。

見覚えのある後ろ姿を見つけた。
あなた!
あなた

望様…?

あなた!!
俺はあなたを抱きしめた。

今までにないくらい強く。
あなた

痛いですよ……

この匂い。この声。

ずっと探してたんだ。
外だから敬語じゃなくてえぇよ😊
よく見ると私服だ。

かわえぇ////
あなた

あの、

ん?どした?
あなた

寂しかったです…///

あなたが俺の手を握った。
っ/////
可愛すぎる///
チュッ
あなた

っ////

思わずキスしてしまった。
あ、ごめん////
あなた

ギュ 大好きですよ////

あなたの温もりを感じる。

ずっとこのままでいたい……
あなた?外に出るときは俺にLINEして?
あなた

どうしてですか?

屋敷の中ではなかなか会えないから
あなたが外に出るときは俺も一緒に行きたい
あなた

はい////

俺は携帯を取り出して写真を撮った。
初めての思い出😊
あなたも携帯を取り出すと手を繋いでる写真を撮った。
あなた

初めて手繋いだ思い出😊

後で送ってや?
あなた

はい!私にも送ってくださいね?

わかったよ😁
そんな話をしながら手を繋いで二人で歩いた。

あなたといると屋敷につくのが早く感じた。
寝る前にLINEするんやで?
あなた

わかりました!じゃあまた……

あなたが寂しそうな顔するから思わず俺は抱きしめた。
食事の時会えるだろ?
あなた

はい!😄

あなたが屋敷に入ってから20分後くらいに俺も屋敷に入った。
大丈夫。また会えるから……

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