あんなこと言ってくれたけど結局どーすんだろ。
もう12時。
お見合いパーティーが始まる時間だ。
会場にはいろんな男性や女性がいた。
パーティーは2時間やるみたい。
結構長いのかな?
よくわかんないや。
会場が今まで以上にざわつく。
そう。
さっきパパに呼び出されて
ボディーラインがくっきり見える赤いドレスに着替えさせられ。
髪の毛を左肩に流し、赤いリップを塗ってる。
はぁ。こんなの似合わないよ。。
男性が一斉に拍手した。
望様は……
顔真っ赤。
酔ったのかな?
自己紹介が終わるなり男性が寄ってきた。
タイプの人もいれば真反対もいる。
望様は女性の的。
はぁ。
これで終わっちゃうのかな。
あと30分しかないよ……
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。