入学式に向かう道中、先生は女子生徒にキャーキャー言われっぱなしだった。
先輩たちは、自分の学年から外れたことを嘆いたりしてたな。
人気なんだ。高塚先生。
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〈さようならー〉
「あなた、帰ろー」
『ごめんゆりちゃん、ちょっと疲れたから休んでから帰るね!先帰ってー!』
「おっけ、また明日ねー」
入学式ちょっと疲れた...
ちょっとくらい寝てもいいよね...
...
『んっ...』
「よく寝れた?」
えっ...?
顔を上げると、隣には高塚先生がいた。
『あっ...!今何時ですか?』
「18:00。だいたいー。3時間くらい寝てたんじゃない?」
『ご、ごめんなさい!先生教室施錠できなくなってましたよね、起こしてくれても良かったのに』
「だって気持ちよさそうに寝てたし。あ、ここ寝あとついてる笑」
先生は、そう言って私のおでこに触れた。
「めっちゃ型ついてるし笑 あーおもしろ」
『ちょっ... わ、笑わないでくださいよー』
「ごめんごめん笑」
先生。クールそうなのに、
そんな顔して笑うんだなぁ...
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質問です、
いいねや視聴回数が反映されないもの ( 例えば2話 ) があるのですが、バグなんでしょうか?
知ってる方教えていただきたいです、
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。