「っ...! 生徒と先生が関係を持つことはダメだ。もう俺に近づくな。」
『えっ... あっ!ご、ごめんなさい!!!』
私はその場を駆け出した。
先生...ひどいよ。私の口が滑ったのも悪いけど、
もっといいふり方してほしかった...。
でも。一瞬先生の顔が怖がってるように見えた...
これからどう1年間一緒に過ごしていけばいいの?
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「あなたー。最近元気なくない?大丈夫?」
『えっ...!あ、うん、大丈夫。』
初恋で、しかも告白した相手が先生だったのもあって、私は誰にも相談できずにいた。
「なんかあったらいいなよ?」
『ゆりちゃんんん、ありがとううう』
でもごめんねゆりちゃん。
まだ言う気になれません_
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。