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第26話

『え?どうして知ってるんですか?』

「瀬戸と前話してたときに聞いたから。」


なんか...知られたくなかったかも。


『ふっ、ちゃいました、笑』

「なんで?
俺やめて瀬戸好きになるんじゃなかった?」


追い討ちをかけるように先生が言う。
聞かないで、私だけが好きなんて辛い。


『もう始業式行かなきゃ...!』


私はそう言って走り出した。けど、足は体育館に
向かっていなかった。


「どこ行くんだよっ...」

『なんでついてくるんですか!』

「お前が逃げるからだろ...!」


私は理科室に入って、そのまま鍵を閉めた。


「開けろって...なんで逃げんの?」

『っ... もうしんどいの...先生の顔見るたび好きって気持ち思い出しちゃうし。私ばっかりしんどいの!!』
好き。何をしていても。何を考えていても。先生がちらついて離れない。


「はぁ.... なんで俺とお前は生徒と教師なんだろうな。」

『え...』

「どうして許されない関係の中で、こんなこと考えなきゃならないんだろうな。」


そんなの...こっちが聞きたいよ。
先生が先生じゃなければ。
私はどんなに幸せだったか。



「........ 始業式。ちゃんとこいよ。」


そう聞こえたあとに、
足音が遠ざかって行くような気がした____