「走れーー!」
休憩が終わり、練習が再開する。
私たちマネージャーも仕事を再開する。
私は丁度することがなく、練習試合をしている北山先輩を眺めていた。
萌「おつかれー」
ふと萌先輩が隣に来た
あなた「お疲れさまです」
特に気に止めず、視線を戻す。
萌「ねぇ、」
あなた「はい、、?」
萌「勘違いしないでね」
あなた「....?」
なんのことか分からず、固まる。
萌「みっくんとあんたじゃ釣り合わないから」
あなた「え」
萌「ちょっとみっくんが優しくしたからって、調子乗らないでよね」
萌先輩は低い声でそう言ってベンチに戻っていった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。