第4話

#4
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2017/12/30 06:02
北山「じゃあ、今日はここまで!」






『ありがとうございました‼』






PM7:00

北山先輩の号令で練習が終わる。







着替える前にみんなで散らかったボールを片付ける。






萌「おつかれ!みっくん!」






萌先輩は号令がかかるといつも北山先輩のもとへ行く。





北山「ん。」





北山先輩は手を休めずに本当に一言だけ答える。






萌「今日一緒に帰ろ?」






北山「んー、いいよ」






萌「やった♪」






北山「...てか、お前も片付けしろよ💧」






隣で話しているだけの萌先輩に呆れたように北山先輩が言う。






萌「大丈夫!萌の分まであなたちゃんがやってくれるから♡」






あなた「えっ」






そうだよね?というように萌先輩が笑顔で私の方を見る






あなた「...はい。」






夕方に言われたこともあり、私は渋々返事をする。






私の返事を聞いて、萌先輩は嬉しそうに北山先輩のほうへ向き直った。











だいたいの片付けが終わり、あとは私が持っているコーンを倉庫に入れたら終わりだ。






あなた(重...けどもうちょっと。)






このくらいなら一度に行けるだろう、






そう過信した私が馬鹿だった。






重なったコーンは想像以上に重かった。








ふと、コーンが軽くなる。






あなた「北山先輩っ!」







隣を見ると北山先輩が支えてくれていた。






北山「お前な、これいっぺんには無理だろ笑」






北山「ん、半分持つよ」






半分といいつつ、明らかに半分より多く持ってくれる。






あなた「すみません、、」






北山「女子の荷物を持つのは男として当たり前だろ?笑」






冗談ぽく笑う北山先輩。







その笑顔につい、きゅん、としてしまった。

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