第6話

#6
652
2018/01/06 04:51
ー次の日ー





北山「あ!おはよ!」






朝、登校していると、たまたま北山先輩に出会ってしまった。






あなた「おはようございます」






昨日、萌先輩に忠告されたこともあり、できるかぎり北山先輩といる時間を短くしたかった。





...のだが。






北山「ん?なんか元気ない?」





北山先輩は普通に話しかけてくる。





あなた「元気です」





北山「そ?そいえばさ~・・・」






あなた(萌先輩に見られてませんように...)







いくら塩対応気味に接しても、懲りずに話しかけてくる北山先輩。




この状況から抜け出すのは難しい、と感じた私は、そう祈るしかなかった。




















でも、その祈りも虚しく、3階の教室の窓から萌先輩が睨んでいたことを、あなたはまだ知らなかった。

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