圭「ところで、本題なんだけど....」
あなた「...はい」
岡本さんが緊張した雰囲気で何やら改まっているので、私も思わず背筋が伸びる。
圭「よかったら、俺と付き合ってもらえませんか?」
おお!と周りがどよめく。
私に注目が集まるなか、私は迷わず答えた。
あなた「もちろん!よろしくお願いします!」
私がぺこっと頭を下げると、メンバーの皆さんと奈未から拍手が起こった。
岡本さんは私と目が合うと、恥ずかしそうに微笑んでくれた。
あなた(なんか、幸せだあ!)
その後、私たちが家族になるのは
まだ先の御話───────────
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!