第4話

春4
67
2017/12/15 11:12
先生)もう帰ってもいーぞー。

菖蒲)せんせい…助けて……
足が……足が……プルプルして立てない。


ほんとにHR終わるまでやらせるとは思わなかった…
てか、HR終わったってことは友達をつくるのに大事なセルフイントロダクションが終わってしまったということか?

え。これガチのぼっち確定じゃん。
ぼっちへの一歩踏み出しちゃったよ。

先生)ん?どうした?顔色が悪いが。
正座のしすぎで貧血か?

菖蒲)先生のせいで私のぼっち生活が始まってしまいました…泣

先生)あ?遅刻してきたのはお前だろー。しかも、入学式に。

菖蒲)それはそうですけど。でも!ちゃんとした理由があったじゃないですか!

先生)おばあさん助けたのが遅刻の理由にはならないのー。
まあ、ぼっち対策はしてある。先生に感謝しろよ?
ということで、お前を先生の手伝い係に任命する。

菖蒲)え?ほんとですか!しますします!感謝感激!神様仏様!


ん?いや、なんだよぼっち対策て…
私がぼっちになるのを予想していたのか!?
いや。まてよ。まさか、これは最初から仕組まれていたんじゃ…
てことは、あのおばあさんも先生の手下…?

先生)おい。聞いてんのか?

菖蒲)ハッ。
あ。すみません。考えごとしてました。

やばいやばい。妄想癖を発揮してしまった。

先生)だから、さっきのHRで決まったこの2人の学級委員に頼んどいたんだよ。
入学式に遅刻してきた不良少女の面倒みるの、よろしくなって。

えぇぇぇぇぇぇぇぇー

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