プリ小説

第15話

手紙
あれから、数週間が経った。
真穂は順調に悪魔を退治───浄化しており、神界ムスペルヘイム内でも高評価を与えられている。
聖夜は真穂の片腕として働いており、主に浄化のフォローをしている。
バルドルも真穂の事を認め、ワルキューレやエインヘルヤルからの支持も高い。
充実した生活を送っていた。


そんな、ある日。


1通の手紙が届いた。
バルドル宛の、送り主は───
「…へズル?」
そう言えば、へズルは前に1回だけ、聖夜の会話に出て来た事がある。
(前に、バルドルの過去を教えてくれた時に…)
その過去は、あまりにも哀しく。



真穂は気まずい表情のまま、バルドルにそれを届けた。
血相を変えて、バルドルはそれを受け取った。
直ぐ様中の手紙を読む。
「へズル…」
真穂はそんなバルドルをみながら、気まずそうに口を開いた。
「弟さん…ですよね?」
バルドルは驚き、真穂を見詰める。
「ごめんなさい…バルドルさんの過去、知ってたんです」
「いや…問題無いです…こちらこそ隠しているようで申し訳ありませんでした」
バルドルは少し微笑むと、一礼し部屋へ戻っていった。
その姿を見詰める真穂。



聖夜から聞かされた、バルドルの過去を思い返す。

シェア&お気に入りしよう!

この作品をお気に入りに追加して、更新通知を受け取ろう!

よろしくお願いします