第12話

連れ去る
953
2017/12/17 10:16
ーーーあなた
私は、薫さんが出かけている間や
部屋で仕事をしている間に家の掃除をして
買い物に行ったりしている

あなた

(さてと…買い物に行こう

あなた

薫さ~ん…あ、今日、外で仕事かぁ~

そのまま、私は買い物に出かけた
あなた

(今日はラッキーいっぱい安く買えた~

そんな事を思っていた時
急に鉄の何か多分…
ナイフを後ろから突きつけられた
おい、静かについて来い
あなた

っ!

いいから来い
そのまま、私はしょうがなくついて行った
そして、ある物置のような部屋に連れてこられた


ここで大人しくしていろ
あなた

コクン

そして、その部屋でしばらく一人でいた
窓はなく唯一の出口は鍵を閉められ私が逃げるのは無理だった
身動きは出来るので色々部屋の中を見ていた

そして、男が二人戻ってきた
おい、お前悪魔を知っているか
あなた

え…?

男2
最強最悪の悪魔だよ
本当の事を言え…じゃないと痛い目に会うぞ
薫さんの事は絶対に言わない方がいいと思った…
あなた

し、知りません…

嘘をつくな、お前は悪魔の女だろう…
あなた

!?
い、いいえ

男2
嘘をつくなと言っているだろ…うっ…!
あなた

え!

男の一人が急に倒れ込んだ
そして、その後ろで大好きな人がいた
お前は…
薫さんはいた場所から
もう一人の男の背後に一瞬で回り込んでいた
グサッ
う…
あなた

か、薫さん…

あなた…大丈夫か…?
あなた

うん…泣

私は、薫さんの顔を見て安心し泣いてしまった
ごめん…すぐにたすけられなくて
あなた

ううん!
ありがとぅ、来てくれて…

薫さんは、私を抱きしめてくれた
帰ろう?
あなた

う、うん…

どうした?
あなた

た、立てない…

私は、薫さんが来てくれて安心してしまい
腰を抜かしてしまった
腰がぬけたのかよ…
しょうがない、よいしょ!
あなた

うわぁ

薫さんは、私を抱っこ(お姫様抱っこ)してくれた

そのまま、車で家に帰った
あなた

薫さん…ごめんなさい…

あなたのせいじゃないだろ?
あなた

でも、

もういいから、あなたが無事で良かった
薫さんは、本当に優しい顔でそう言った

あなた

薫さん…助けてくれてありがとう

別に…
言っただろ?お前を守るって…
あなた

うん!

この出来事から私達の絆はより深くなった

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