第6話

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2018/01/06 06:23
先輩は僅かな抵抗を見せたものの、結局は俺の言いなりになる他なかった。

“バラされたいの?”

まぁ…そんなふうに言われてしまったら、そうするしかないだろう。


「…っ、ぁ…や、…やだ…そんな見ない…で」


ベンチに跨るように座り、頬を赤らめた男の性器からは 手の動きに合わせて透明な蜜が溢れ出す。

どうやら目をぎゅっと瞑り、俺の視線を見ないようにしているらしい。


「ダメですよ。目瞑ったら」

「ん…ぁ、…いや…っ…ぁあ…」


瞳には今にも零れ落ちそうなほどの涙が溜まっており、キラキラと輝く眼に思わず見とれてしまう。

先輩は何度も首を横に振りながら、快楽に溺れているようだった。


「…ははっ。先輩、気持ちよさそうですね」


彼の隣に座った俺は、無意識のうちに男の柔い髪に手を伸ばしていた。

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