第14話

支え
1,841
2017/12/23 00:14
シルク
(LINE)▷▷▷モトキ
あなた見つけた。
男2に呼ばれてた。
何されたかわかんないけど、
話せる感じじゃない。

落ち着いたら連絡する。
モトキ
(LINE)
了解。頼んだよ。
---- ---- ---- ----

家に着いた。
変わらずあなたは
黙って泣いている。

こういう時何ができるんだろう。
モヤモヤした感情が
シルクを取り巻いた。
シルク
風呂…入るか?
あなた

…うん……。

何があったんだろ。
笑顔のあなたはどこへ

聞いていいのかな。
わかんねえ。
…40分くらいして
あなたが風呂から上がって来た。
シルク
大丈夫か?
髪乾かそうか…?
柄にもないセリフが
さらっと出てくる。
あなた

お願いしようかな…

シルク
ドライヤー貸して。
ここ、座って。
シルクの前にちょこんと座る。

手があなたの髪に触れた。
ビクッとあなたの体が跳ねた。

あぁ、なんかあったんだ。
胸がぎゅーっと締め付けられた。
シルク
あなた…
シルクは後ろから抱きしめた。
小さなあなたの身体が
震えているのがわかった。
シルク
あなた。
大丈夫か?

なんか欲しいものあるか?
腹減ってないか?
シルク
ケーキ、モトキにもらってこようか?
語りかけたあと
シルクが立ち上がろうとする。

同時に
あなたがシルクの服を掴んだ。
あなた

行かないで…

シルク
わかった。
……


かれこれ何分こうしてるだろうか。
あなたは何も言わずに黙っている。
あなた

シルク…私…。

あなたが静かに話し始めた。
あなた

…キスされて…
身体………ッ…泣

シルク
わ、わかったから、
無理しなくていい。

怖かったよな。
もう大丈夫だから。
あなた

………泣。

しばらく泣いていたが
落ち着いてきたのか
シルクの腕の中で眠ってしまった。

そっとベッドに下ろし、
すぐにモトキに連絡した。
シルク
(LINE)
疲れて寝ちまったようだ。
そっち行っていいか?
モトキ
(LINE)
一人にして大丈夫?
シルク
(LINE)
すぐ戻るから
▶︎モトキ宅

Fischer'sメンバーが
心配そうに集まっていた。
ぺけたん
あなたちゃん大丈夫なの?
ンダホ
何があったの?
聞いちゃまずいかな
モトキ
聞かない方が良さそうだね
マサイ
元気になってもらえたらそれでいいよ
メンバーで話してみるものの
暗い話題しかでてこない。

「俺らが暗くなってもね」

という結論に達し、
普段通りの会話をし始めた。

---- ---- ---- ----

あなたside...

私寝ちゃってたんだ。
シルク…いない…
モトキのとこかな…

行こう。



710…
ガチャ…鍵開いてる…
あなた

小声)お邪魔しまーす…
みんなの声がする…

ダーマ
っでさ、先生驚いてんの!
まじうけた笑
ぺけたん
それな!
驚き方やばかったから!笑
…ギィイイ

リビングのドアを開けた。
モトキ
あなた!
大丈夫?怪我してない?
シルク
あなた…
ンダホ
あなたちゃん大丈夫?
痛いとこない?
あなた

みんなありがと…!
大丈夫だよ!…ニコッ

ザカオ
無理して笑わなくていいよ、あなた。
あなた

…ぇへへへ

あなた

でもほんとに、
みんな見てたら元気出てきた。笑

モトキ
そうだ!ケーキ買ってあるよ!
食べる?あなた何ケーキが好き?

聞くの忘れてたんだよね。笑
あなた

私、ケーキ全般好き…笑

シルク
あなたらしいな。笑
笑顔が見れてよかった。
誰もがそう思った。
みんなでワイワイ、
夜ご飯は出前をとって済ませた。

遅くなり、解散し始める。
ぺけたん
あなたまたね!
今度カラオケ
あなた

私カラオケ大好き笑
行く行く!ぺけたん勝負ね!

ぺけたん
負けないからなぁ〜!笑
ザカオ
あなた、今度ダンスで勝負ね!笑
あなた

ザカオ…それは鬼すぎる…笑
負けました。笑

ザカオ
もう?笑
ダーマ
じゃあ、俺はスマブラね!
シルク
何、この勝負挑む感じ。笑
さっさと帰れよ笑笑

またな!
ありがとな
あなた

ゲームはちょっと自信あるかも!笑

またねー!
みんなありがと!

モトキ
さて、と
俺風呂入るから!

適当によろしくー
マサイ
俺こないだのアスレチック動画
編集するから帰るわ。

またね!あなた!
ンダホ
あなた、俺のケーキいらない?
ケーキ苦手なんだよね。笑
シルク
まだ食ってたのかよ!笑
俺先に帰っとくから、あなたもすぐに帰れよ!

ダホまたな。
あなた

あ、はーい!

わぁ!チョコケーキだー!
ンダホありがとうー!

---- ---- ---- ----

あなた帰る前に風呂入っとくか。


……15分
あーっさっぱり。

珍しく眠い。
ベッドにいるか、
すぐにあなたくるよな。


---- ---- ---- ----
あなた

ンダホありがとねー!
お腹いっぱい!

ンダホ
なんかあったら
誰でもいいから言うんだよ!
みんな味方だし、頼れる奴らだから!

また明日ね!
おやすみ!
あなた

ありがとー!おやすみ

シルク寝てるかなあ…
あなた

小声)ただい…ま…

シルク
………スゥ
あなた

小声)シルク寝てる…
寝顔初めて見た…可愛い……

まじまじと真横で見つめるあなた。

あまりの寝顔の可愛さに、
気づくと頭を撫でていた。

すると、パチっと
シルクの目が開いた。
あなた

…わっ……
起こしちゃった…よね笑

シルク
…笑
おいで。
布団を広げてあなたを誘う。

あなたはためらいながらも、
一息ついてから布団に入った。
あなた

…あったかい…//
シルク…(ぎゅ…っ)

シルク
……///

なぁあなた…
俺と付き合って。

わかってる、家族だってこと。
でも、俺今のままじゃあなたを
守り抜ける自信ない。

堂々としていたい。
あなた

…………うん。
私もシルク好き…でもね、
シルクはみんなの物だと思うの

シルク
もちろん動画は撮り続けるよ。
すぐじゃないけど、みんなには
少しずつあなたとのこと伝えていきたい。
あなた

……うん。
考えさせてっ?
朝には返事する!

シルクside...

これってやっぱダメなパターン?
俺が失恋?笑 見た目以上に繊細な俺
明日からどんな顔したらいいんだよ笑

モヤモヤの中シルクは眠りについた。


あなたside...

すごく嬉しい…でも
なんだかモヤモヤしてて。

私なんかでいいのかな…
昨日のこと……汚れてるよ、私。


シルクと釣り合う気がしない。
でも、日に日にシルクを好きになる。



一緒にいてもいいのかな?
誰か教えて……

あなたも眠りについた。




7:15 アラーム
pipipipi....pipipipi....
あなた

……っ、ん。

あなた

起きなきゃ…
シルク…寝てる……笑

シルク
……スゥ……あなた……
あなた

……なに?…ぁ寝言…笑

今日は洋風にしよう。
ウインナー焼いてキャベツ炒めて、
パン焼いて……目玉焼き🍳
シルク、ミルクティー好きだよね。

紅茶準備して…っと…。
起こさなきゃ。

もう7:35!
あなた

シルクー、起きてー。

あなた

ねえー。

シルクを揺さぶる。

が、反応はない。


もうっ!とほっぺを膨らまして
シルクの上にまたがった。
シルク
……(なんか重い)
あなた

シルク!起きてよー!

シルク
(…こいつ乗ってね?
……もう……馬鹿か。笑)
シルク
お前そんなことするの
俺だけにしろよ?笑
クルッと態勢を変えられて、
今度はシルクが上にいる…
あなた

……えっ…//

シルクside...

ベッドには制服姿で、
少し乱れてて押さえつけられたあなた

朝から刺激強すぎな。笑
飯食おう、飯

学校どころじゃなくなるわ。

返事聞いてないし。
…ま、出るころでいいか。



あなたのおでこに軽いキス。
ベッドからおりて歩きだした。
シルク
いい匂い〜
飯食べるぞー早くこいよ
あなた

…………….///

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