チュンチュン……
カーテンの隙間から日が差している
シルクが抱きついていた。
ごろん、とシルクの体が離れた。
下しか履いてなくて、
筋肉のついた上半身に惹かれる。
あなたはボソッと呟いた。
…つもりだった。
ささっとご飯を食べ、
お着替えし、さあ出発!
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今日のために二人は
レンタカーを借りています。
二人とも免許有り設定です…
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車で1時間半、
ようやく水族館が見えてきた。
今日は日曜日、と
世間一般的には夏休み。
すごい数の人がいた。
シルクはぎゅっと
より一層握る手を強くした。
館自慢の巨大水槽に着いた。
近くの子供が話しかけてきた。
シルクはしゃがみ
男の子と話し始めた。
優しく男の子の頭を撫でると、
笑って男の子は去っていった。
それから1時間くらい楽しんで、
みんなにお土産買って車に戻った。
荷物を置いて、
一息つく。
さあ、これからプールです。
ばっちり水着は着込んできてる。
それぞれの更衣室に向かい、
着替えを済ませる。
あなたは早くに着替えを終えて
外でシルクを待っていた。
髪はゆるく1つにまとめ、
崩したポニーテール。
オフショルのビキニに
フリルのついた可愛いデザインの水着。
先週のお出かけで、
この日のために買っておいたの!
男1の手があなたの
腰にまわされる。
振りほどきたいけど、
力が強くて敵わない。
シルクは男2の手をひねった。
殴りかかって来たが、
軽くかわして地面に押さえた。
シルクはぎゅーっと抱きしめた。
あなたの身体、ラインが
ダイレクトに伝わる。
流れるプールや
ウォータースライダー。
なんだかんだ遊んで、
14時過ぎになっていた。
心の中で葛藤しているシルク。
たしかに楽しかったけど…
ンダホが着てたような水着
着てくれたら露出あんまないのに…
口が裂けても言えねえ。
着替えが終わり車に戻った。
なんか愛おしくなって、
あなたを抱きしめた。
なにー?とかいいながら
無防備なあなた。
キスをして………深くなっていく…
おっといけねえ、
買い物行かねえと、続きは夜夜。
そうこう話していると
大きなショッピングモールに着いた。
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さて、
ここの下着屋、店内の奥に
大人向けのおもちゃ売り場が
ついてるらしい。
あなたにバレないように、
ちょっと行ってくるわ。笑
以下、心の声↓
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店内に戻ると、あなたが
キョロキョロとシルクを探してた。
無事にイロイロ買って、
パジャマもゲット。
さて、夜は夜景の見える
レストランでお食事!
予約していたお店につき、
コース料理を満喫する。
あなたは明日が初仕事、
どこ集合でどんな内容で…
シルクには全部話した。
お父さんみたいな顔して聞いてた笑
幸せだねってわらいあった。
一旦家に荷物置いて、
その後車を返し終えた。
家に帰ってお風呂に入って、
買ったものを開けながら
幸せそうなあなた…。
そっとホットココアを
テーブルに置いてみる。
明日のことを話しながら
二人で仲良く眠りについた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。