私はそういうと大ちゃんに抱きついた
つい、言ってしまった
好きだって
でも私は後悔してないよ
本当の気持ちだもん
告白の答えがNOだとしても
絶対後悔しない
あたりまえの答えに
何を期待してたんだろう
YESを貰えると心のどこかで思ってたのかな
そういうと私は走って水族館から出た
一刻も早くこの場から立ち去りたかった
途中で大ちゃんの声が聞こえても私は振り返らずにひたすら走って家に帰った
そしてガムシャラに泣いた
もう、君のこと忘れた方がいいのかな?
『あなた』
あはっ!
そう言えば大ちゃん途中から呼び捨てで呼んでたな
今きずいたよ
この苦しみは
アイドルを…好きになっちゃいけない人を好きになった
証だ。後悔しないって決めたのに…この決め事破ちゃった
後悔しかない
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。