あれ以降、3つのグループ全てが集まることはなく、個々で活動していた。
こんな感じで毎日大忙しな日が珍しく続いてる。
そして、俺の謎のグループの調査も続いてる。
少し離れた場所にたっている人、ダイヤの書いてある帽子は被っていないけれど、赤のコートに同じ形のダイヤの刺繍があった。
俺らが少しして戻ってきた時にもまだいて、急いで部屋の窓から見てみるともうすでにいなくなっていた。
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次の日(深夜)
俺は着替えて念の為、銃を持ち玄関に向かう
少し離れたところにあるベンチにピンクのコートを着た人が寝ていた。
少し近くに行って見てみるとダイヤの刺繍がある。
何人か堀夏が見かけたらしいけど誰1人として顔を見てない。
寝てるから大丈夫かと思いながらも不安で銃に手をかけて少しずつ近寄る
目の前に来ても起きる様子はない
綺麗に整った顔をしている
まぁ、うちのメンバーもみんな顔整ってるけどね
証拠として写真でも撮っておくか
堀夏の調査の役に立つかもしれない
パシャッ
その時、少し離れたところからこっちに走ってくる人影が見えた。
「あ、いたぁ。こんなとこにいると風邪ひくよ」
その人はオレンジのダイヤの刺繍があるコートを着ていた。俺に気づいても特に反応はなかった。その人の視線が俺の下の方に動いた。
銃だ。銃を見ても反応しない。見なれてる、?
よく見てみれば相手も銃を持っている。
俺は、特徴をしっかりと覚えてその場を去った。
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9時9分
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。