プリ小説

第4話

始まりの土下座
あの土下座事件のあと、私はクラス中の笑い者になった。




それがやっと収まってきた放課後、私は凛花と祐樹、そして亜美に囲まれた。
桜庭早矢加
え、えっと…。何の用かな?
囲まれる覚えがない。悪いことをした記憶もない。てか、凛花と祐樹に囲まれるなら、時々ちょっかい出しているからまだわかるけど、亜美にまで囲まれる理由がわからない。
葉山凛花
あの技、どうやったの?
凛花の質問の意味が掴めない。
桜庭早矢加
どういう意味?
葉山凛花
だーかーら!あの土下座だよ!あの走って土下座したやつ!
あの土下座か。








私にとっては忘れたい過去なんだけどな。
桜庭早矢加
えっと、あれが技?まさか。ハッタリだよ
そういうと、3人の目が大きく見開いた。







そして、後ろを向くと小声で話しだした。
葉山凛花
あれがハッタリだってよ
葉山祐樹
ありえんありえん
加藤亜美
やっぱり、天才が言うことは違いますね
桜庭早矢加
ちょ、ちょっと⁉︎本当にわざとじゃないんだけど…
そう言うと、3人がまたこちらに向き直った。
葉山祐樹
…マジで言ってんのか?
葉山凛花
ま、まじで…
加藤亜美
嘘でしょう…
3人はそれなりにショックを受けているみたいだ。



亜美に至っては膝をガクッと地面につけ、倒れる寸前だった。
葉山凛花
…ま、まぁ気を取り直して!
凛花が無理をして明るい声を出す。
葉山凛花
私と祐樹はあんたの土下座を撮りたいわけよ
葉山祐樹
そういうことだ
加藤亜美
…私は、あれやってみたいです
葉山凛花
だからね!
凛花は私を見つめながら言った。
葉山凛花
部活を作ろう!私の学校4人集まれば部活何でも作れるでしょ
確かにそうだ。私の学校はそこらへんがルーズで、4人集まれば部活が作れる。
桜庭早矢加
いや、あのね…
私は反論しようとする。
加藤亜美
土下座部、じゃつまらないですし、なんかひねって考えましょうよ
葉山祐樹
そうだなDOGEZA部とか?
葉山凛花
ローマ字にしただけでそのまんまじゃないかよ
3人の中では、部活を作ることは決定らしい。






















(こりゃ、私に拒否権はないな…)














まぁ、私は無所属だし、部活に入るのも悪くない。いつか3人も飽きるだろう。
加藤亜美
あ、じゃあ!走って土下座するから、『スライディング土下座部』はどうでしょう?
葉山凛花
お!いいね!
葉山祐樹
なかなかの名案だな。桜庭は?
桜庭早矢加
…うん。もうそれでいいんじゃない
もう、どうにでもなれ!
葉山凛花
じゃあ、よろしくねエース
そういって私の方をポンと叩く。
桜庭早矢加
え?3人は?
葉山凛花
私と祐樹は広報だから。まぁスライディング土下座もやれたらやるけどね。亜美はやり方を教えてもらうんだよね?ね、亜美
加藤亜美
うん
どうやら、やるのは私だけらしい。今のところ。
桜庭早矢加
あー。もう。はいはいわかりました
































全ての始まり、『スライディング土下座部』はこうして成立した。

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桜海鏡麻
桜海鏡麻
文芸部員は語彙力を投げ捨てました コメディしか書けない症候群 真っ向からのオタク、はやみねかおる、A3!、ヒプマイ、オンエア、ボカロetc... いろんなもの好きです、俳優さんとかも。 ボカロは最近はかいりきベアさんを狂ったように聞いてます 超仲良い同じ小説仲間→さくらもち いつも真子たちの話を応援してくれて嬉しい!趣味もめっちゃ合うことが判明したよね!ガチで運命💕これからもよろしくね!私はもう語彙力に関しては公言してしまってるわ笑笑 あとさ、今回のコナンの映画!もう私怪盗キッドの虜だからもっとどハマりするかも😅 京極さんカッコイイよね!守られる園子羨ましい(*´∀`*) さくらの書き方すっごい素敵だし、みんなもぜひ「君と私のバトンパス」読もう!ほかの作品もいいぞー! Twitter→kandawater 私(ゴリラ)ともっと話したいよ!っていう猛者はお声かけください。話しに行きます(いない気がするのに声掛けを促す私の精神を褒めて欲しい←おい)