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第19話

リベンジの土下座
私は今、公園のベンチに座っている。
寒いから早く帰りたいのだけど、あの青年が話をしようと言って聞かなかったのだ。
できるだけ逃げられそうな公園を選んだけど、大丈夫だろうか。
ごめんね待たせちゃって
青年は自販機でココアを2本買ってくると、私にその内の1本を渡して座った。
桜庭早矢加
あの、私に何の用ですか?
いきなり女子高生に話しかけるとか、頭おかしいんじゃないんだろうか。
通報してないことを感謝してほしい。
まぁ、いつでも110は押せるようにしてるけどね。
あぁ。紹介が遅れたね
エイジ
僕の名前はエイジ。もちろん本名ではないよ。僕の仕事はネットにおもしろ動画をあげることだよ。やってみた動画もあげてる
桜庭早矢加
はぁ。そんな人が私に何のご用で?
エイジ
…君、エイジって人知らないの?
桜庭早矢加
知りませんけど。私あまり動画は見ないんです。有名人ですか?
そういうとエイジさんは溜息をついた。
エイジ
俺ショックだわ…
桜庭早矢加
あ、そうですか。話が終わったなら帰ってもいいですか?
私は寒い中、外に出る趣味はないのだ。


ベンチから立ち上がって歩き出すと、後ろから慌てて声をかけられた。
エイジ
まだ終わってないよ!僕は君たちのスライディング土下座が撮りたいんだ!
私はその言葉に立ち止まった。
聞く価値はあるみたいだ。
彼の方に向き直る。
桜庭早矢加
…どういう事?
エイジ
だから、君たちの土下座を動画で取り上げてやってみるんだ。もちろん君たちにも出てもらう。そうすれば、世間に広まる
桜庭早矢加
何故?なんで助けてくれるの?
そう問うと、エイジさんは笑った。
エイジ
葉山っていう双子から教えてもらったんだ。「この世で1番エキサイティングなスポーツ、知ってます?」てね
エイジ
それで動画を見たら、僕もスライディング土下座の虜になっちゃったよ
エイジ
あれは世界に通用する
そこまで言うと彼は私をしっかりと見つめた。
エイジ
どうかな?






全く、祐樹も凛花も、私の決意をどれだけ揺らしたいんだか。
桜庭早矢加
わかりました
これでワガママを聞くのは最後だよ。みんな。

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桜海鏡麻
入賞者バッジ
桜海鏡麻
文芸部員は語彙力を投げ捨てました コメディしか書けない症候群 真っ向からのオタク、はやみねかおる、A3!、ヒプマイ、オンエア、ボカロetc... いろんなもの好きです、俳優さんとかも。 ボカロは最近はかいりきベアさんを狂ったように聞いてます 超仲良い同じ小説仲間→さくらもち いつも真子たちの話を応援してくれて嬉しい!趣味もめっちゃ合うことが判明したよね!これからもよろしくね!私はもう語彙力に関しては公言してしまってるわ笑笑 さくらの書き方すっごい素敵だし、みんなもぜひ「君と私のバトンパス」読もう!ほかの作品もいいぞー! Twitter→fanimu_suito プリ小説から来たと言ってもらえればフォロバ返します
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