
第18話
決意の土下座
私は水曜日の放課後に、そうキッパリと言った。
私は決意をしていた。
それに気付いたのだろう。
玲二先輩はバックを手に持つと、部室を出て行った。
私もそれに続いて教室を出た。
3人の顔は見なかった。
だって、見たら決意が揺らぎそうだから。
それは誰かに言うというより、自分にかけた言葉だった。
そして、時間は何の滞りもなく過ぎていった。
帰り道を歩く。
前を見ると、1人の人が立っていた。
フードを被った、青年。
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