第2話

メール。
1,601
2017/12/21 08:36
キド
キド
カノが遅い…
ここはメカクシ団のアジト。
何十分も前にキドはカノに食料品の買い物を頼んだが、カノはまだ帰ってこない。
キド
キド
そろそろ夕飯の支度をしなきゃいけないのに…何やってんだアイツは…。
マリー
マリー
キド…?なんでそんなに怒ってるの?
キド
キド
カノがまだ帰ってこないからだよ…
マリー
マリー
カノかぁ…確かに遅いね〜。
キド
キド
本当だよ。もう何十分待たせてると思ってんだ…
キドがイライラしている時だった。
キドのポケットに入っている携帯が鳴った。
キド
キド
ん?メール…?
携帯を見るとカノからのメールが着ていた。
『アジトに行く時の近道としてよく使う路地裏に赤い目の能力者がいた!その子今ナンパされてて僕は様子を見てる』
キド
キド
…マリーこれ見ろ。
マリーの目の前にキドの携帯の画面を向ける。
マリー
マリー
えっと…カノから?なになに…えっ!赤い目の能力者…?
キド
キド
路地裏にいるみたいなんだ。一緒に行かないか?
マリー
マリー
うん…!
キドとマリーは勢いよくアジトを飛び出した。
マリー
マリー
カノ…大丈夫かなぁ?
キド
キド
なんで?
マリー
マリー
その赤い目の子、逃がしちゃいそうだもん。
キド
キド
アイツなら大丈夫だろ…
短い会話を終えて3分くらい走っていると路地裏が見えてきた。
カノ
カノ
待って…!!
マリー
マリー
この声…カノだ…!
キド
キド
あぁ…
キドとマリーは路地裏に入っていった。

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