第14話

12.24冷たいクリスマスイブ
161
2018/02/11 15:28
それからは、はやかった。
証拠集め。なんでもモブ美は、援交をやってるっぽくて、案外早く証拠をゲットした。
そして、決戦の日。
その日は、クリスマスイブだった。
作戦をいろいろ考えた結果、
華やかに行くことにした。
朝、
私の手元には証拠となるたくさんの写真。
そして、教室に入る、
いつも通り、モブ華が話しかけてくれる。
気がつけば、ユウガのこと以外はなんでも相談してしまうくらいの仲になったような気がする。
でも、私はやらなければならない。
モブ中 モブ華
おはよ!
レイカ
レイカ
、、。
モブ中 モブ華
レイカ?
写真をばらまく。
自らの手で。
モブ中 モブ華
ちょ、レイカ!?
レイカ
レイカ
うるさい!
モブ中 モブ華
ちょ、あんたらしくないよ、何してんの!?
クラスのみんなが写真を拾い上げ驚きの声を上げる。
レイカ
レイカ
私らしくない?何それ、
あんたに何がわかんのよ!
友達づらしてんじゃねーよ!
モブ中 モブ華
、、レイカ、、
モブ高 モブ美
おはよー、何これ、
モブ美が写真を拾い上げ、青ざめて行く顔を見て
自分のしたことの重大さを理解する。
教室から出た。
屋上をこじ開けて。
屋上に立つ。
もう、クリスマスイブ。
寒い、
自分は何をしているんだろう。
私は、何を、
ねえ、ユウガ、
ユウガに会いたくなった。
今日はユウガを見ていない。
いつもはつきまとってるくせに。
なぜか、近くにいない。
ふと、思う。
もしここから飛び降りたら、
神様、あなたは私を悪魔にしてくれますか。
飛び降りようとしたその時
モブ中 モブ華
レイカ!
モブ華が私を止める。
レイカ
レイカ
なん、、で、
モブ中 モブ華
私!ずっと謝りたかった!
あんたをいじめてたこと!
でも、!仲良くなればなるほど、!
言いづらくなるし
モブ中 モブ華
私にとって、、あんたはもう!
親友以上の存在なんだよ!
モブ華が泣きながら叫ぶ
レイカ
レイカ
なんで、なんで、
そのあとは2人で抱き合って、2人で先生に怒られて、
放課後は、2人でいつも行くカフェに行って
私は全部話した
家に帰る。
レイカ
レイカ
ユウガ、
レイカ
レイカ
ねえ。ユウガ?
レイカ
レイカ
ねえ、そうゆう悪ふざけ、大っ嫌いだよ。
私、、話したいこと、いっぱいある。
レイカ
レイカ
伝えたいことも。
ねえ
レイカ
レイカ
返事してよ
パサッ
何か、わからない、なんて言ったらいいのかわからないけど、
なんか、暖かい空気に、抱きしめられている感覚。
レイカ
レイカ
ユウ、、ガ?
その熱が見なくなってしまったと思った瞬間。
一枚の手紙が私の手元にあった。
私は、その手紙を読む。
私は泣いた。

後悔した、
どうして、伝えなかったのか。
もう。遅いのに。

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